240年の歴史を持つ当館所蔵の書画は、江戸時代から近代にいたるまで日本の政治、学問、諸芸術文化に深く関わりを持たれた著名人による作品300点余、時代を超えて史的評価の高いものを収蔵しております。
その一部の作品をご紹介いたします。ご来館の折りには温泉で身体を休め、先人が残した書画にひと時心を癒してもらいたいと思います。
(ちょうさんしゅう)
江戸後期の人・漢詩人・書家 討幕に転戦 維新後は文部大丞・東宮侍書
心ゆくまで遊び楽しんで気持ちをのびのびとさせる。の意。
(いしばしさいすい)
福岡県出身、日本書道教育学会創設・昭和24年~36年まで新潟大学教(書道)、在任中多くの教育書道指導者の養成に当たられる。その子弟の多くは新潟県内書道活動に重要な役割を担っている。また、新潟大学在任中は勿論、退官後も旧綿綿亭を愛され多くの書作品が残されている。
明治維新後は日本の国政の中枢にあって後に初代首相を務める。
よき幸福はものごとの基礎を成す、の意。
(きたしらかわ ふさこ)
明治天皇の皇女。北城家に嫁ぐ
((むしゃのこうじ さねあつ))
日本の小説家・詩人・劇作家・画家。
(くさかべめいかく)
明治16年9月越後来遊の折、当旅館に逗留し、指毫されたものである。鳴鶴は、その深い学殖と高い人格に敬募を寄せるものが多く、また、その書風は明治大正の書道界に席巻した、漢詩人としても高名であり、今日の日本書道界に大きな足跡を残した人。